金継ぎ教室のご案内
『本漆を使った金継ぎ教室』
大切にしていたのに、
うっかり割ってしまったお皿、
知らず知らずに欠いてしまった茶碗....。
皆さんの思い入れのある器を、自ら継いでみませんか?
金継ぎは日本の伝統ある修復技術です。
西洋にも陶器をリペアする技術はありますが、
それらは基本、現状復帰の為の作業であり、
常にオリジナルへの完全な復元を目指しています。
しかし、日本の金継ぎは、割れたその傷跡を、
惜しみながらもその器の歴史として受け入れ
金や銀で化粧を施した上で、唯一無二の景色として楽しみます。
傷や欠落さえも、隠すことなく、美へと昇華させる、
金継ぎという修復には、日本人の独特の情緒を感じざるを得ません。
是非、皆様この日本の素晴らしい技術を、一緒に学んでみませんか?
水の音では、講師に川口久仁子さんを招いて、
本漆を使った金継ぎ教室を開催します。
まずは全3回の初級講座から皆さんスタートして頂きます。
ご要望があれば、新うるし(合成うるし)を使った継ぎ方も同時進行で学ぶ事が可能です。
(お手持ちの器の割れの状態によっては3回の講座で完成が難しい場合もありますが、
初級講座終了後も希望の方は1回づつ追加でレッスンの申し込みが可能です)
今年は11月までの6ヶ月間
毎月第4火曜日開催予定です。
(6/27 7/25 8/22 9/26 10/24 11/28)
日程に都合がつかない月があった場合は、
レッスンを翌月に繰り越すことも可能ですので、ご相談ください。
(定員に欠員が出た場合、月初めに受講希望者の再募集をいたします)
初級講座 13,500yen
(月1×3回) お茶と小さなオヤツ付き
材料費込み
継ぎたい器をお持ちください。
手持ちに継ぎたい物がない方は、こちらで器をお貸しすることも可能です。
用意するもの(器、その器が入る大きさの箱、汚れても良い服装)
定員 午前の部(10時〜12時半)
午後の部(13時半〜16時)各6名
作業の進行具合については、個人個人で進めていくかたちになりますので、
上記時間内であれば、途中入室&退席も自由です。
受講希望の方は
5月26日(金)11時より
下記アドレスまで
お名前
希望時間(午前、午後、もしくは どちらでも可)
お電話番号
をお書き添えの上
メールにてお申し込み下さい。
E-mail ashitanotane414@gmail.com
講師紹介
川口久仁子(かわぐち くにこ)
1969年福島県生まれ。お菓子作りや細かい作業が好きな少女時代を経て、
結婚を機に、代官山イルプルーシュルラセーヌで家庭でも美味しく作れるフランス料理とフランス菓子を学ぶ。師範資格を取得後、小さなお菓子教室を開業。
2011年東日本大震災により教室を休業中、かねてより気になっていた金継ぎを学び始める、
伊藤和江先生に師事。
都内のカフェの依頼で、店内使用のAstier de VillatteやSteve Harrison、Lee Gee Joなどの器の修復にあたる。それぞれの作家が来日の際には、本人からも高い評価を受ける。
2015年、レストラン誌の「世界のベストレストラン50」で何度も1位に輝く、世界的に有名なデンマークのレストラン『NOMA』が東京で期間限定オープンの際にも、会期中の器の金継ぎを担当。
2017年ご主人の転勤により福島県いわき市へ。
現在は東京での、広告やTVCMを彩るお料理やお菓子を製作する仕事の傍ら、自宅アトリエにて、金継ぎの直しも承り中。
講師より ひとこと
日本に古くから伝わる漆と金を使った器の修復技術。割れたり欠けた器を美しく生まれ変わらせ、愛しく大事に使う楽しさをお伝え出来れば、、、と思っています。とても地味な作業の連続です。お金を払えばいくらでも新しい器を買うことは出来ますが、大切な器を継いで日々の暮らしに小さな喜びをつくりませんか?