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工房ストローさん 藁編みのワークショップのお知らせ


山形 真室川より工房ストローの高橋さんをお招きして藁編みのワークショップを開催します。

蛍籠や卵つとなど美しい藁細工の手仕事を多くの方に伝えている高橋さんは秋田県にほど近い山形県真室川で稲作・畑作と畜産を営みながら、宝物ともいえる継ぎ手のいない手仕事を大切に受け継いでいらっしゃる貴重な作り手さんです。


始めて高橋さんの藁細工を拝見したとき、あまりの美しさに心が震えました。
こんなに繊細な藁細工を作れる方がいらっしゃるなんて、、、と、感動を覚え、是非水の音でもワークショップをして頂きたいとの念願が叶い、この度ご遠方からいらして下さる事となりました。


貴重な機会ですので、沢山の方に是非体験して頂きたいと思います。
初めて藁編みをされる方が殆どだと思いますので是非、御参加下さいね。


工房ストローさんの藁細工ワークショップ
1/12(木)
A: 11時~13時 ミニほうきワークショップ

満席キャンセル待ち承ります
お弁当付き  4,000円

B: 14:30~16:30 卵つとワークショップ
お茶付き  4,000円

※A.Bのワークショップ両方御参加の場合参加費が7,000円とお得になります。
定員15名
(6名以上集まらない場合、中止になる可能性があります。ご了承下さいませ)


※参加費のお振込もしくはご来店でのお支払いが確認がとれましたらご予約完了となります。
※2日前(1/9以降のキャンセルは、100%キャンセル料がかかります)


会場 水の音もしくは近隣施設
(参加人数により変更する場合がございます。参加者さんにお知らせいたします)

お申込みはメール、店頭、お電話にて【お名前、参加人数、お支払い方法、参加ご希望ワークショップ】をご記入の上お申し込みくださいませ。
ashitanotane414@gmail.com


「ミニほうき」
藁は捨てるところが無いといわれるほど、隅から隅まで、暮らしの様々な道具として、又、材料として使われてきた歴史があります。
こちらの商品に使用されているのは実子(みご)とよばれる、稲穂の部分からお米を取った後にできる部分です。稲一本から1本ずつしか採取できないためこちら商品を作るには数百本もの稲から藁実子を集める必要があります。

そうして集められた貴重な材料を丁寧に選別し整え組み合わせた上で、麻ひもで固定し、仕上げていきます。
卓上での使用はもちろん、藁実子の特徴である縮れた形状により、カーペットや絨毯の掃除にも最適で、繊維にからみついたゴミまで浮かせて集めることができます。
使い始めは、藁実子の先端が切れて落ちることがありますが、使い進むうちに次第に少なくなってきますのでご安心ください。


[卵つと]
卵はかつて贈答品やお見舞いの品としても使われていました。その際、割れないように持ち運ぶことができ、見た目も美しく開発されたのがこの卵つとです。
まさに「用の美」といえるパッケージデザインです。
この商品は本来の卵つとの美しさや機能性を維持しつつ、より装飾的にすっきりした形にアレンジして作られています。



藁の手仕事のぬくもりを、未来へ。
ストローとは藁(わら)のこと。まんなかは空洞です。
穴を覗けば向こうには 数千年の昔から稲作とともに育まれた藁文化に包まれた先祖の暮らしが映るよう。
穴を覗けば向こうには 数百年先のずっと便利な未来にも藁文化が受け継がれた素敵な暮らしが映るよう。
途切れそうな今をつないで、 藁の手仕事がくれるぬくもりある世界の過去と未来を結べたら、と望んでいます。

藁の文化は、地域の生きた宝です。
地域の古老たちを訪ねて学んだ知恵と技術、現代の暮らしにフィットする新たな道具、それらを紹介するワークショップを通して、工房ストローは、藁のある風景を残していこうと思います。
四季の移ろい鮮やかな東北は山形の奥に広がる美味しいお米のまち真室川の自然のなかで。


主宰 髙橋 伸一
1975年、山形県真室川町の稲作・畑作と畜産を営む農家の5代目として生まれる。古来からの年中行事が息づく町の、3世代が同居する家で、豊かな自然を遊び場に、動植物も遊び仲間という環境で育つ。高校卒業後、地元の町役場に就職。地域活性化をめざす町のブランド化戦略に関わる中「ないものねだりから、あるもの探しへ」という地元学の考え方に触発され、藁細工などの手仕事、伝承野菜、伝統行事など、町のユニークな〈宝〉の存在に気づき始める。後継者不在により断絶の危機に瀕しているそうした地域の〈宝〉の継承こそ自分の使命とこころに決め、2016年3月、20年以上勤めた町役場を退職し、工房ストローを立ち上げる。藁細工の素晴らしさや楽しさ、また古きよき地域ならではの〈宝〉を多方面に情報発信し、その継承と発展をめざし、日々活動中。